支部だより

2020年 徳島支部 支部長 中本 森八

2021年03月30日(火曜日)

支部の活動は毎年2月に開催している支部展から始まります。今年も2月7日から6日間の会期で開催しました。支部展はまた本展への研究会も兼ね、会員相互で批評し合い、作品制作の研究の場として何かにつけ支部会員が一堂に会する意義ある集会ともなっています。
昨年の50回記念展から、今年は、51回展を迎え、それぞれ本店を睨んだ100号の油彩や、水彩も全紙の大作が並び、活気ある支部展となりました。しかしこの後、今春は全く予期せぬ事態、「新型コロナウィルス感染症」が蔓延。予定していた本展出品への研究会をはじめ、本展また準備していた巡回展も中止となり、少し気落ちいたしましたが、支部展の開催ができたこと、また、支部会員が全員参加して開催できたことは、例年にも況して大きな成果であったと思っています。
徳島県下最大のイベント「阿波踊り」も今年は全県下で中止、大小にかかわらずコロナ禍での夏の諸行事がほとんど中止となり、同時に発生した文化施設の使用停止は今なお続いています。
お盆を過ぎたころからは県下でも院内感染や、カラオケ施設でクラスターが発生、諸事への集合、行動が今また足止めの状態です。支部の総会も中止で資料のみ届けるといった状況でしたが、残りの活動計画、支部写生会、支部研究会等本展への準備活動だけは全員が出品できるよう取り組みたいと思っています。また、支部展の研究会の成果を生かしていきたいと思います。
さてこんな状況下ですが、8月に会員の佐々木けい子さんと支部の岸健二さんの水彩画二人展、9月には準会員の3人、西野晴美さん、多田敬子さん、宮城慶子さん、支部の立花悟さんによる水彩画四人展の開催があり、コロナウィルス禍の中、コロナに負けない活動として支部に弾みをいただいたと同時に、支部の元気を感じております。
支部会員も高齢化しつつありますが、これからの活動としてまず本展への出品作品の制作。早期に作品研究会を開催して支部会員全員が揃って元気で出品できればと思っています。

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