支部だより

2024年 福岡支部 渉外係 宍戸邦夫

2025年08月19日(火曜日)

◎大作を描いてみませんか
① 巡回展・北九州展のエリアは福岡県の北東部と山口県下関市だが、出品者の減り方はすさまじかった。
福岡2021年(第74回展) での出品者は、なんと13人に落ち込んだ。
この時から10年前に比べると、ほぼ半減で“北九州展消滅”の文字がチラチラし出した。
その後、若干の新人が現れて現在は16人。しかし、減少傾向はこれからも続くだろう。
そこで2023年秋から24年春にかけてやってみたのが、新人の発掘を目指す「絵を描く学習会」の開催である。

◎大作を描いてみませんか
② ターゲットは、既に油絵や水彩で小品を描いていて「一度、大作を描いてみたい」と思っている人々。そこで人集めに使ったキャッチフレーズにしたのが「大作を描いてみませんか」。人集めに使ったチラシ(A4)は手作りし、23年秋から北九州市内の画材店、画廊喫茶の計6店に置いてもらった。
また、参加者を募集するお知らせ文の掲載を日刊紙5紙に頼んだ。

◎大作を描いてみませんか
③ 学習会の内容は「実践的かつ実戦的」とうたった。
北九州ではこれまで、秋から冬にかけて3回、ベテランの会員が出品者の作品を批評・指導する研究会を開いてきたが、これに相乗りすることにした。募集に応じて参加する人は、手ぶらで来て批評・指導を見学してもよい。自分の作品(大小を問わず)を持参して、批評・指導を受けてもよい(この場合は年間通信連絡費として、1000円を頂く)。

◎大作を描いてみませんか
④ 結局、この学習会に参加した人は第1回6人、第2回1人、第3回5人の延べ12人、実数では7人だった。この中から、間もなく開かれた77回展に出品した人はなかった。
試行錯誤の連続ではあったが、この程度のPRで、よくぞ7人を動員できたものだ―というのが実感であり、今後の手掛かりになると考える。「大作を描いてみたい」と思っている人は、かなりいる」との感触もつかめた。
今後継続する場合は、まず学習会の内容の充実改善に取り組むことだろう。

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成田先生と北九州展会場にて成田先生と北九州展会場にて

成田先生と北九州展会場にて成田先生と北九州展会場にて

井上先生を迎えての研究会井上先生を迎えての研究会