6月13日から17日までの5日間第67回展巡回展が観覧者に強い印象を残して無事終了。1,344名の入場者でした。
陳列指導にご来徳下さった正木先生は展示終了後支部出品者一人一人に大変丁寧な熱のこもった具体的なご指導をいただきました。自分の絵の成長のためにパレットの使用に留意し制作をすすめてゆくこと。パレットが制作を導くことの多々あることのご指導は強く印象的でした。
徳島支部も他支部の活動を参考に支部員自身が意欲的に自己啓発に向けて更に進展してゆくための研究会や写生会を出来るだけこまめに開催するよう総会にても確認し11月中旬には仁木氏のお世話で小松島港一帯で写生会を実施する運び。準会員の多田、西野、宮城三氏は9月に板野町喫茶ギャラリー〝ブリッサ〟で水彩小品展を開催。
理事会の議を経て 徳島支部は十月一日付で黒﨑志郎支部長が退任し、霜田精奏氏が新支部長に就任しました。なお永年支部長を勤めた黒﨑氏は、規定により名誉会員となります。
本展終了後に始まる。巡回展準備5月中~下旬の支部総会での関連印刷物の配布も目指します。支部報は本展の見学記、感想、審査場での所感、支部員の個展、グループ展、事務連絡等を中心に霜田氏のお骨折りで5月中旬には支部員の手元に届けられました。本年は会員、準会員、会友への昇格が一名ずつ、少しずつですが前に向かっています。巡回展は常務理事井上武先生の陳列指導、その後の支部出品者への行き届いた、また、示唆に富むご指導がありました。毎年の本部役員先生との交流ご指導はまことに有難いことです。1日は大雨でしたが1,350名の観覧者を得ました。支部員活動では彫刻とのコラボ二人展の仁木氏、多田、西野、立花、宮城四氏の水彩展、谷口氏の淡路人形を描く地元での展示がありました。
巡回展は武敏夫先生のご指導の下順調に展示作業が終わりました。休む間もなく、支部の出品画について今後の制作への示唆に富むご懇篤なご指導をいただき一同感銘いたしました。明くる日も初日の盛会の様子をご覧いただけたこともうれしいことでした。最終日の猛烈台風の直撃も午後5時ごろまでに無事収まり次会場へも予定通り発送できホッとしました。5月下旬の総会に併せて小品、エスキース等を持ち寄り相互意見交換会を持ちました。また霜田氏編集になる支部会報も相互の連帯、切磋琢磨することをしっかり意識することが出来ました。写生会も会への出品者を増やす観点からも地道につづけることも話し合いました。支部展は2月下旬の実施、毎年出品者の制作への意識、意欲の高まりを感じます。
三月二日の作品研究会。成田先生がご多忙のなか来徳され、適切なご助言とご指導を頂きました。その成果は受賞二名昇格二名新人選一名となり、支部会員の意気も上がり深く感謝しております。
五月二十二日に支部総会。一般社団法人への移行の報告と役員選出がありました。
第六十四回示現会巡回展は、三月に徳島新聞で黒﨑支部長の大内田賞受賞が報じられ美術愛好家の関心も高く、展示もすっきりとして好評で入場者も千五百人余と盛会裡に終了。樋口先生が遠路来徳されご指導下さった賜と心からお礼申し上げます。その後の研究会でも、支部会員の作品の良さと課題を具体的に時にはユーモアも交えながら熱意を込めてご指導頂き、初対面の支部会員にも気軽にお話くださるなどみんな「また頑張ろう」と大感激でした。今後は年内に来年に向けて第一回目の研究会を持つ予定です。
本年の支部展は例年より約一週間遅れとなり支部研究会も兼ねて陳列は四十二点、八十号以上も数点含まれ、盛会の六日間でした。そしてその勢いをもって63回展への出品、応募へとつなぎました。新出品者も二名加わり、共に初入選、また激励賞一名、会員、準会員、会友それぞれへの昇格者も得て意気あがりました。
本展終了後は霜田精秦氏編集に成る「示現会本展を見て」の感想を中心とする支部会報が発行され、それぞれが見た感想が語られています。それぞれ次作へのステップとしたことと思います。
巡回展は櫻井先生がご遠路ご来徳いただき、陳列指導やまた個々支部員への温かく細やかなアドバイス、ご激励を頂戴し有難く幸せな機会でした。感謝の気持ちで一杯です。
五日間の会期中ほぼ天候に恵まれ千五百名近い観覧者がありました。本部のご高配、また出品者の各位に心からの感謝と御礼を申し上げます。