一般に開かれた支部活動にしたい!
第77回岐阜巡回展は5月の連休中に岐阜県美術館で開催。
今年は会場のレイアウトも100%刷新して鑑賞しやすくし、井上武先生を講師にお迎えして開催式を行いました。一般来場者が以後も継続して示現会とつながりを持っていただく事を願って、簡単なアンケトを行い、可能な方には連絡先も書いていただき、以後の行事改善や開催案内発送先に繋がる貴重な資料となりました。
また長年、加藤栄三東一美術館と示現会岐阜支部が共催している「夏休み親子絵画教室」(8月)も楽しくできました。示現会岐阜支部の会員の中には、子供時代にこの教室を体験した会員もいるなど将来への種まき活動になっているかもしれません。
また、一般参加ができる支部主催行事として9月に裸婦デッサン会、10月に着衣デッサン会、12月に一般出品展示室を併設した岐阜支部会員展(岐阜市民会館)を予定。10月末には近江八幡で1泊の支部会員の懇親写生旅行を計画しています。
今年度の岐阜支部の目標は、支部活動を活性化して会員が楽しく活動に参加し創作意欲を刺激しあうこと。一般人にもその活力が伝わり、一般に開かれた支部活動にすること。
そのため、役員会で、互いのアイディアを支部活動に実現すること。
役員はわずか7名ですが月に一回集まって考えをコミュニケーションを繰り返していければ、思いがけないアイディアが多く出てきます。
自分の提案が皆に支持されて実現するとみんなのやる気もアップして来ます。
人の思いや考えはそれほどかけ離れてはおらず、案外近いものです。
現在、岐阜支部の独自活動は、親睦写生旅行(5月)、親子絵画教室(加藤栄三美術館共催・7月)、裸婦デッサン会(9月)、静物写生会(9月)、賛助会員展示室も設置した「支部会員展」(11月)、作品研究会(2月)で、今年度はいずれも規模を拡大し、一般人の参加を促す形をとっています。
その効果が表れるのは少し先になるでしょう。
5月連休中に第75回岐阜巡回展では全86点を展示し、約2000人が入場しました。少子高齢化と絵画制作人口の減少が進行しています。そこにコロナ禍も加わりました。
そんな中、今後の人口減少社会や環境の変化にもあっても変わらず芸術を愛する人の心を満たす取り組みが大切であると考えています。各支部長さんが支部独自の活動の支部展、支部公募展等の資料を送って下さり、とても役に立っています。今は、支部活動や研修の充実、広報活動の工夫、新規会員の獲得、一般にも開かれているデッサン会、写生会、会員展、懇親会、作品研究会等の活性化がとても大事であると痛感しています。岐阜支部では第56回展以降「示現会岐阜支部ホームページ」を公開しています。
開催できた74回展のあと、5月9日の2波の緊急事態コロナ禍で岐阜支部の行事も中止、又中止となり、今のところ10月の郡上八幡での写生会を行い、巡回展を例年より遅い11月9日より開催する予定をしております。なんとかまん延が治まり鑑賞が出来る環境になることを願っています。来年の春には全国を自由に行き来できる状況になればと祈るばかりです。
今冬からの新型コロナウィルスの蔓延により諸々の行事や催しが余儀なく中止となり先行きの見えない状況が続いております。
岐阜支部では2月に行った出品前の研究会を最後に閑散とした状態で、そのような中、唯一9月になって第53回岐阜支部正会員展を岐阜公園内にある加藤栄三・東一記念美術館で開催できることは大変な喜びです。100号から20号まで会員16名の展示です。支部の皆さんも展覧会への出品を目標に制作していた作品を、この1年精進し、もっとより良い作品になるよう、次の示現会展には倍以上の傑作ぞろいの展覧会になることを期待しております。