75周年記念示現会京都展は、盛会裡に無事弊会させていただきました。今回は本部からの招聘講師もコロナ禍の為急遽ご入落は中止となり残念です。未だこの状況は続くことでしょう。京都支部としては、芸術文化を通して、精神面の解放や心の癒しは勿論のこと、一人でも多くの方に絵画に興味を持って頂くチャンスになればと、入場料を無料にさせていただく決断を致しました。効果は覿面です。オープン早々から学生集団を始め、企業や旅行者の団体、外国児も含め想像以上の来場者に気配りや感染症対策等、即当番以外の支部員達の対処で何とか切り抜けたもののこれが連日なりました。鑑賞者の方々からは「素晴らしいお作品を無料で拝見させて頂き感謝です」と、態々お礼のお言葉を沢山頂きました。出品されている先生方のお陰です。
この後の支部活動は、記念展の反省会、10月の写生会、12月に小品展と作品研究会を予定しています。
感動や多彩な価値観から生み出された「第74回示現会京都展」はコロナ禍中の今こそ心の拠りどころとして開幕し、9月5日に無事閉会させていただきました。来館者から具象の示現会展はわかりやすく、表現にも幅があり好感の持てる展覧会でその都度楽しみにしています、と態々賛辞を伝えて下さる方もあり、感激いたしました。出品作家皆さんのお陰です。
本部からは理事長の成田先生がご入洛くださり、支部をはじめ支部公募作品の審査、そして政策糸に添ったご批評で夫々に課題と遣る気を引き出して頂き、心から感謝です。
京都支部は、展示会場の都合で1月の定例総会と「京都作家展」の搬入、陳列、批評会が重なりましたが、係の連携と支部委員達の努力でその後定例総会も無事開催できました。11月には20〜30号迄の商品で「京都芸館展」、12月の作品研究会、終了後一年の締め括りの役員会を予定しています。
京都支部は1月定例総会、2月の「京都作家展」と行事も順調に運んでいましたが、4月の人物デッサン会はコロナ禍の為中止に、但し6月の作品研究会は、30名程の参加により実施することが出来ました。先の読めないコロナ禍に対し、出来ないとのマイナス思考からは何も生まれないので、9月の「第73回示現会京都展」は安心安全を第一に、開催出来る方法を皆で考えようと一つの目標に向かって走り出しました。8月に万全を期して事前の打ち合わせをしました処、殆どの支部員の出席と建設的な意見交換から、自覚と意気込みが伝わって来ました。
開催にあたり、本部からのコロナ対策等細やかなご助言と、理事の先生方の迫力ある賛助作品のお陰で見応えのある展覧会となりました。支部員も各自大作2点を出品しました。
今回は成田先生にご入洛を頂き、賞の審査をはじめ、各自の制作意図に添った的確なご批評を頂きました。
オープン初日は各方面からの取材や、中止を余儀なくされた美術団体から開催の参考に見学の依頼等、又自粛からの開放感からか来館者が多く嬉しい悲鳴でした。会期中の無事を祈ると共に唯々感謝です。
京都市美術館は、現在改装中の為、今年度迄別館のみの使用に限られています。従って多くの美術団体は、開催中止等儘ならない状態の中で、幸いにも示現会は3年間共確保出来助かりました。但し会期は定まらず、他支部にもご迷惑をおかけした事と思います。しかし、見応えのある巡回作品のお陰で、今展も猛暑の中を大勢の来観者にご高覧頂きました。
今回の巡回展には、理事の宮定真弓先生にご入洛を頂き、作品の配置から賞の選出に至る迄関って頂きました。引き続き作品に対し、的確なご批評やアドバイスを頂き、お陰で皆自分なりの課題に向かって意気込んでいます。ありがとうございました。
改装済みの令和2年には、名称も京都市京セラ美術館と変り、第73回示現会京都展は、9月15日からの開催と正式に決定されました。
今年の巡回京都展は、連日38度・9度と高温注意報が出ていた異常な状況下で開催となりました。
初日は、祇園祭最大イベントの山鉾巡業と重なり、絢爛豪華な鉾と人の波で都大路は溢れていました。
一方示現会のファンは有り難いもので、この猛暑の中を「楽しみで来ました」と本部をはじめ選抜された先生方のハガキを持参された方々も多く、この場を借りて温冷を申し上げます。中には涼しい美術館で心も体も活力を取り戻し、最高のひとときでしたと嬉しいお声を頂き、考え方次第でプラスに転じる事を教えられ、暑さの中、胸を撫で下しました。
今回ご入洛頂いた理事の武敏夫先生には、其々に的確なご批評やアドバイスを頂いた上に、制作について納得のいくお話を伺い、大変参考になったと皆喜んでおり感謝です、お陰様で巡回展も盛会裡に無事閉会し、引き続き反省会も持ちました。この後に続く支部活動も、役員たちの積極的な指導と支部員の強力に支えられ、活気付くものと期待をしています。